若い技術 若いセンス
2008年、アメリカ大統領選でオバマ大統領と共和党推薦大統領候補として戦ったジョン・マケイン上院議員。アリゾナ州の共和党予備選挙を戦う彼のウェブ広告が話題を集めている。
鋭い感性でこれらの広告画像を送り出している編集者は、なんと現在25歳のRichard Sales氏。
対立候補の過去の発言を辛辣な編集でつないだ画像。ジョン・マケイン氏は最後に「Character matters.(問題は資質である の意)」というメッセージと共に名前しか出てこない。
彼の経歴
彼が初めて表舞台へ登場したのは、4年前のこと。当時、アリゾナ州フェニックスに完成した9/11メモリアル(9.11テロ事件の慰霊碑)についての画像を制作し、それが世間の注目を集めた。そんな彼が今、政治分野へ挑戦している。
彼が自宅スタジオで作り上げる画像は、メッセージが明確に伝わり、辛辣ではあるが、度を超えた内容に走ることなく、人々を笑わせる。
すばらしい柔軟性
編集時のポイントは?
「多少のリスクはオッケーだとか、もう少し冒険してクリエイティブにというクライアントもいますし、そのクライアント次第です。」
大切なのは見る側の受ける印象のよう。
「みんな日常生活からの気分転換がほしいと思っている。だからときどきYouTubeを見て笑うっていうのはいい息抜きだと思いますよ。」
自称「保守派」
対立候補のスポークスマンは、彼の編集したマケイン候補の最新広告に対して「明らかにアメリカ上院議員としての資質を欠いたもの」とコメントしている。
その酷評もなんのその。彼自身は自分を「革新的な選挙キャンペーンを推進する保守派」と捉えている。全国の共和党候補者や支持グループとの仕事もいくつか行っているそうだ。
myFOXphoenix.com 'Getting Creative with Online Political Ads'
http://www.myfoxphoenix.com/dpp/news/politics/online-political-admaster-6-30-2010Richard Sales氏制作の動画(英語)
http://richardsalesmedia.com/