アメリカのフロリダにおいて、ある富豪の莫大な遺産を巡り、実の息子が裁判に訴え出たとAP通信が伝えている。
犬より少ない息子の相続分
大富豪のGail Posner氏(女性)が遺言で定めた遺産配分は、少し変わったものだった。その内容は、生前雇っていたメイドやトレーナー、ボディーガードらに合計2700万ドル、可愛がっていた3匹のチワワに300万ドル、実の息子Bret Carr氏に100万ドルとなっている。
さらに、一部の使用人は、3匹のチワワが将来死ぬまで、830万ドルもの資産価値がある高級マンションに無料で暮らすことができるという。チワワに残された300万ドルは、使用人が使う犬達の生活費というわけだ。
息子のCarr氏は、母の遺言について、”ガン治療のために用いた強力な鎮痛剤などで意識が朦朧とする中、使用人たちに洗脳され、遺言の内容を変えてしまったのだ。”と主張しているという。Posner氏は、息子に何の連絡もせず遺言の内容を変更し、今年の3月に67歳で亡くなった。
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