多くの障害者は貧しく疎外されている
ウェールズの障害者の多くは貧しく社会の隅で生きていると障害者雇用キャンペーンのメンバーは言う。
障害雇用の現状
雇用キャンペーンのメンバーによれば、障害者のうち有給の仕事をやっている人は障害者全体のわずか50%だという。
障害雇用の現状
・障害を持つ人のうち有給の仕事をやっている人は全体の17%。
・16歳の年齢では障害を持つ人は障害を持たない人に比べて学校や職場から放棄される率が2倍。
・障害を持つ人の報酬の平均は障害を持たない人の報酬の平均に比べて10%低い。
・障害者は失業の可能性が高く、低所得の仕事に流れる傾向がある。
・障害を持つ子の親の50%が子供をグループ・ケアにいれている。
障害者権利委員会ウェールズ支部/ケビンフィッツ・パトリック博士
多くの障害者が恒久的な貧困、悪い健康状態、高い失業率に直面し、訴える権利も持たない。彼らの多くが地方公共団体医療機関で暮らしている。
パラリンピック車椅子レーサー/ノートルダム・タニ・グレートンプソン
私は障害者の学校ではなく普通の学校に通ったわ。両親のつらい戦いをみてきたから。障害者だったら教育を受けるのは大変なことよ。人なみの教育をうけていなければ就職はむずかしい。障害者ならなおさら。ただ普通に暮らすのにもいろいろな器具が必要なってくるから。
ディーアール・ケビン・フィッツパトリック
障害者だって社会に貢献したい。障害者だって税金を払いたい。障害者を社会に貢献させることには意味がある。しかし障害者の雇用率は上がっていない。障害者の多くは教育から除外されている。結果彼らは雇用者の要求にこたえるだけの資格とスキルを得られない。ウェールズの歴代政府は障害者の労働力を軽視している。結果そのことでこの国の文化を壊している。社会の障害者に対する意識が低い。だから政治家もあまりこの問題を取り上げたがらない。
この障害者雇用キャンペーンは120万ポンドをかけ、ポスター、ラジオ、インターネットを使って1ヶ月間行なわれた。
BBC
Many disabled 'poor and excluded'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/4662070.stm