出産しても女、フランス女性の生き方
フランスの母親たちは飲酒、喫煙、甘いスィーツなどと縁深い生活をしているにもかかわらず、体型を維持し、しわも少なく美しい肌を持つ人が多いという。これは、子どもの育て方が根本的に違うことが関係しているという。
The Australianの記事によると、フランス以外の母親たちはいわゆる古式ゆかしい母親像を実践しようとする傾向にあるという。母乳だけで育て、添い寝をし、ある程度の年齢になるまで専業ママであろうとしている。しかし、フランスの場合、まったく逆で、出産直後からベビーシッターなどに預けてしまうということだ。授乳やおむつ交換などすべて、ほかの人に依頼し、母親は育児に邪魔されることなく今までどおりの仕事や社会生活を送るという。これが、若さと美しさを守っている秘訣だという。
環境保護派は批判
さらに、粉ミルク、市販のベビーフード、使い捨てオムツ、託児所のフル活用によって育児の負担がなく、フランスでは出生率が上がっているという。また、ほかの国では精一杯子育てして「よい母」にならないと、罪悪感を感じるのに対し、フランスは「ごく平凡な母親」でいいという気楽な考え方があるようだ。
ただ、この母親スタイルをフランス国民すべてが支持しているわけではなく、環境保護を訴える母乳推進派からは大きな批判の声が上がっているという。
編集部 青空ひなた
French women don't coddle
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=10653808