障害者雇用のWal - Mart社
Wal - Mart社はアメリカのスーパーの大手。障害者雇用に熱心なことで知られる。
コードルとフィン
ジョージア州サマービルにあるWal - Mart社のスーパー。ここの住民は1日2回このスーパーを訪れることも珍しくないという。買い忘れたものがあるからではない。店員スパン・コードルの介護犬 ラブラドール・レトリーバーのフィンに会うためだ。 コードル店員は脳性麻痺を持ち車椅子で暮らす身体障害者。コードルは入社後数ヶ月して介護犬フィンを会社から与えられた。
障害者雇用
コードルの例はWal - Mart社の障害者雇用の一例。Wal - Mart社障害者雇用マネージャ/クロスビー・クロムウェル氏は障害者雇用には力を入れていると語る。コードルとフィンは同社のイメージキャラクターだ。
クロスビー・クロムウェル氏
Wal - Mart社は様々なリクルーターを使ってコミュニティカレッジや大学で学生のスカウトを行なっています。リクルーターは特に米国ビジネス・リーダーシップ・ネットワーク(the U.S. Business Leadership Network)のプログラムなどで障害のある学生のスカウトを優先的に行なっています。当社では各支店にタレントサービスというグループがおり、このグループは各支店の支店長や店員の募集を行ないます。私たちWal - Mart社は障害者とともに成長していくことを考えています。障害者の雇用には非常に力を入れています。障害を持つ社員はアソシエイト・リソース・グループに参加することができます。アソシエイト・リソース・グループとは社内で連帯感を持つ者同士が集まったホーム・オフィス・グループのことです。アソシエイト・リソース・グループの役割は、社員募集、社員管理、仕事のサポート、社内のコミュニティ開発、会社の障害者社員に慣れることです。
サマービルの住民のほとんどは介助犬を見たことがなかった。そして驚くなかれフィンが店に入ってからというもの売上が1月あたり5,000ドル上がったのだ。フィンは1分1ペニーの価値があるとコードルは語る。
ADAを超えて
Wal - Mart社はADA(Americans with Disabilities Act、障害を持ったアメリカ人法)の規約に従うだけでなく、さらに進んで障害者社員の作業環境向上に努めている。この小売店業界の巨人はまたダラス障害者学生サミットの支援者でもある。
学生たちは大学を卒業してからの企業の就職に非常に不安を感じているという。どう企業にあわせてうまくやっていくか、就職にプラスなスキルをどう積み上げていくかで悩んでいるという。同社はこれらの学生に対し就職のあっせんも行っている。
2008年、Wal - Mart社は全米知事委員会で優秀障害者雇用企業に選ばれた。また同年同社はバリアフリー雑誌の障害者雇用企業ランキング・トップ50のトップに5年連続で選ばれた。
スパン・コードルはWal - Martで働いて幸せだろう。最近、コードルとフィンは映画に出演した。Wal - Mart社が出てくるシーンで出演したのだ。
スパン・コードル
私は自分の仕事に誇りを持っています。ここは私のわが家です。
DisaboomJobs
People with Disabilities a Priority at Wal-Mart
http://www.disaboomjobs.com/career-resources/disability-employment-general/people-with-disabilities-a-priority-at-wal-martWalmart.com
http://www.walmart.com/