オークションにかけられる予定だったエルビス・プレスリーの検視器具が出品取止めになったと、ロイター通信が伝えている。
消えた目玉商品
オークションに出品される予定だったのは、1977年8月16日のエルヴィスの死後、Memphis Funeral Homeで遺体を検死するために使われたさまざまな器具。アメリカの大手オークション会社:レスリー・ハインドマン・オークショニアーズが主催するオークションで、2セットに分けて出品されるはずだったが、ニセモノ疑惑が浮上したため出品取止めになったという。
品物には手術用のはさみや鉗子、ゴム手袋などといった検視器具の他に、くしやリップブラシ、エルヴィスの埋葬用のスーツをかけたハンガー、さらには棺桶の配送記録なども含まれており、オークションの目玉商品となることは確実だった。しかし、検視器具に関しては、後に違う人物の検視にも使われたとする証言が新たに出てきたという。
オークションでは、いずれのセットも8,000ドル(約68万円)の値が付くと予想されていた。エルヴィス関連のオークションでは、昨年、エルヴィスが軍隊に入隊する際にカットされた髪の毛が、15,000ドル(約130万円)で落札されている。
REUTERS CANADA
http://ca.reuters.com/article/entertainmentNews/idCATRE66P0B420100726?sp=true