世界中で盛況なスピードデートを研究
現在世の東西を問わず世界中で大盛況のスピードデート(お見合いパーティ)。ところがイベントの規模が大きく選ぶ相手が多すぎると、選択基準が収入・優しさ・ユーモアのセンスとかではなく、身長や体重などといった程度に限られる傾向にある、というような事がイギリス人の科学者たちによる新しい研究で明らかになった。
photo by tvol from Flicker食料品店であまりにたくさんの食料品がならべてあると、人は選ぶにもその数の多さに面喰ってしまうが、それと同様に、デートマーケットにおいてパートナー候補が多すぎると脳は圧倒されるのではないかとイギリスの科学者は考えた、とCNNは伝えている。
エディンバラ大学の心理学者Alison Lentonとエセックス大学のMarco Fancesconiは84のスピードデートイベントを分析し、その調査結果をjournal Psychological Scienceに発表した。
体型はやはり大きな選択基準
デートイベントでは男女が相対する時間はだいたい3分間で、イベントの最後に誰か一人、あるいは対象者なしを選ぶ。だいたい背が高くて若く高学歴の人が好まれ、逆に痩せすぎの男性や太りすぎの女性はあまりもてないようだ。
photo by gohsuket from Flickerデート規模が大きいとじっくり選べない
イベントの規模が小さく選択する対象人数が少ないと、相手の学歴、仕事、喫煙習慣などについて会話し、それらを考慮する時間があるが、24対24など規模が大きくなると相手と対する時間も短く、決定要素も一瞬の見た目、つまり身長や体重などに限られてしまう。
デートがどのような環境であったかが、その恋愛の未来に大きな影響をもつ、と研究者は締めくくっている。それにしても、このような研究が行われる程、欧米でもお見合いパーティは社会的にも注目が集まっているようだ。
Deciding factors in speed dating - CNN.com
http://edition.cnn.com/2010/LIVING/personal/04/20/dating.size.matters/?hpt=Sbin