北大に地域再生の寄附研究部門設置
クボタは、新産業の創出による地域の活性化を目的とした、農業と観光の異分野連携の研究を支援する。
同社の寄附金により、北海道大学の「
観光学高等研究センター」に食料・水・環境・観光を基軸とした地域再生の研究を行う寄附研究部門が設置されるという。
同社は、平成20年より社会貢献活動「
クボタeプロジェクト」として、耕作放棄地の再生支援など日本農業の活性化をサポートしている。
一方、同センターはNPO法人と連携し、観光創造を核に地域再生に向けて、田舎で生業を起こす若者たちを支援する「
ふるさと起業塾」を展開している。
両者コラボで地域の活性化と人材育成を
同塾は同プロジェクト活動の理念と合致し、両者のコラボレーションによる研究活動は、日本の農業と地域の活性化に大きく貢献できる可能性があるという。
また、農業を中心とする多様な連携軸を構築することで、人材育成を通じた環境保全・豊かな社会づくりにも貢献することができると考え、同センターの研究を支援することにしたとのこと。
<概要>
研究部門名 クボタ農地再生・ふるさと起業研究部門
寄附金額 年間 1500万円〔総額4500万円(3年間)〕
期 間 平成22年4月1日~平成25年3月31日(3年間)
研究テーマ 食料・水・環境・観光を基軸とした地域再生
①次世代ツーリズムの創造研究推進
②社会的企業※1の創出やそれを担う人材の育成
③耕作放棄地の再生、利活用
④新農産物物流システム・先端農業生産システムの開発
⑤6次産業化※2による地域振興研究
(※1)社会問題の解決を目的として収益事業に取り組む
事業体
(※2)農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売
にも業務展開している経営形態
クボタeプロジェクト
http://www.kubota.co.jp/epro/index.html北海道大学 観光学高等研究センター
http://www.cats.hokudai.ac.jp/ふるさと起業塾
http://www.furusatokigyo.net/report/detail.php?report_id=11