「うちの主人がお世話になりました」
2月に英ブラウン首相が彼の側近の1人にいじめをしたと非難された騒ぎの際、Twitterが首相を擁護する世論を強める役割を果たした。それほどに、SNSの草の根浸透力にはすざましいものがある。
Twitterが選挙結果にどのような影響を及ぼすかについて、意見は様々であるが、首相夫人はその求心力に関して確信を持っている。
サラ・ブラウン夫人の「つぶやき」は1200万人にフォローされており、BBC政治部編集員いわく、彼女は「イギリス政界において最も影響力のある人物の1人」であるらしい。
オバマモデル、イギリスでも Yes, we can?
労働、保守の両党では、有権者に幅広く読まれ、影響力のあるオンラインコメントを書き込むブロガーに米大統領選での活動概略を配布する形で、オバマモデルを取り入れている。
また労働党陣営では、ブロガーたちが自身のサイトで使うことのできる選挙関連コンテンツを製作、保守党陣営では、党員が簡単に資金集めができるサイトを作ったり、それぞれのブログに広告を掲載したりもしている。
デジタル選挙管理委員会
両陣営の戦いは2,100万人の利用者を要するSNSであるFacebook上にまで広がっているが、この数字は奇しくも前回の総選挙の投票数にほぼ達する数字である。
「ソーシャルメディア、特にFacebookは、新たな支持者を獲得し、彼らを選挙運動へ取り込む素晴らしい社会的機能があります」
と、保守党デジタル選挙運動代表は言う。
3月末の時点で、保守党の議員、候補者、公式ホームページの支持者が154,000人と最も多い。労働党は62,000人、第2位の民主党6,8000人に次いで第3位となっている。
Twitter
http://www.twitter.comFacebook
http://www.facebook.comサラ・ブラウン首相夫人ブログ(英語)
http://blogs.reuters.com/great-debate-uk/2010/03/24/sarah-brown-on-ada-lovelace-day/REUTERS 'British parties imitate Obama in e-election'
http://www.reuters.com/article/idUSTRE62O2VV20100325