就職に強い大学は実践している
ロングウッド大学には、およそ4800人の学生が毎年入学しています。2008年は、記録的な就職難の年でしたが、卒業生の74%が卒業から半年の間に就職に成功しています。
2年後、イースタン・コネチカット州立大学は、卒業資格として就労経験を課す制度を導入しました。ロナ・フリー氏は、イースタン・コネチカット州大学の副学務部長を務めています。
彼女によれば、同大学に所属する学生の教育だけでなく、卒業後の社会人生活に向けて準備を行ってもらうため、大学は今回の制度を導入することに決めたということです。
「学生は不安を抱えてます。例えば国文科の学生に、就職の悩みは尽きないでしょう。」
と、彼女は話します。
「学生には、この大学を去る前に、知っておいてほしいんです。インターンシップで、彼らがいずれ置かれる仕事と同じような環境を経験することができます。」
インターンシップ必修が難しい大学もある
規模の小さい大学であれば、地元の企業と提携し、学生一人一人にインターンシップの機会を与え、設けた卒業条件を満たせるように手配することも可能です。
問題は大きな大学です。
大学の近くで、何千という大学研修生を受け入れられる雇用者を見つけることは、気が遠くなるようなタスクとなります。そのため、大規模な大学では、インターンシップを必須とする制度の導入はずっと避けられていました。
今でも重要な就労経験を学生が得られる環境を整えるのに苦労しているようです。加えて、大規模な公共機関では、就職条件にインターンシップの経験が必須となっていることも少なくありません。
インターンシップはもはや一般的な職業訓練となりました。例えば、ビジネスやジャーナリズム、通信論学の分野では特に、就職に当たって、経歴があることは重要なポイントとなります。
後編へ続く…
原文: Degrees Are Great, but Internships Make a Difference(U.S.News)
http://www.usnews.com/education/best-graduate-schools/articles/2010/04/15/when-a-degree-isnt-enough.html