障害者シンボルって何?
イギリスのスコットランドにある慈善福祉施設「アードゴーワン」は、雇用年金局の就職支援部門「ジョブセンター・プラス」より障害者シンボルを授与されることが決まった。
障害者シンボルは、その企業が障害者の雇用に積極的で、障害にとらわれず個々の能力を見極める姿勢があると認定された企業に対し、イギリス政府より授与されるシンボルだ。
アードゴーワンも、障害者や健康状態に不安が伴う者を雇用して、研修やキャリアアップに力を注ぐなどの実績が認められてのシンボル授与となった。
関係者の声
「私達はシンボルの授与に大きな喜びを感じています」と、アードゴーワンの代表取締役社長、ドロシー・マッケロイ氏は語る。
「当施設では、全ての人々に雇用機会を提供するため、組織全体が一丸となって取り組んできました。従業員を採用する際は、その人が持つ実力によって可否を決定し、障害や健康上の問題が採用をはばむ壁とならないように心がけてきたのです」とマッケロイ氏。
「また採用後も、従業員としての成長を促す機会はいつでも利用できる体制を保障しています。組織が求めるスキルがあるけれど健康上の不安や障害がある人も、その人らしい活躍をしていただくことができます」。
また地元で障害者雇用アドバイザーを務めるモイラ・ヘルヤー氏は、ジョブセンター・プラスを代表して「アードゴーワンの功績は素晴らしい」と語っている。
「可能性のある従業員にそのスキルを生かす機会を平等に与え、不利な条件に縛られることなく実力を証明できるのはとても大切なことです」とヘルヤー氏。
「現代では、多様な人材を雇用することのメリットに企業組織も気付き始めています。シンボルの授与により、他の企業も障害者の雇用を前向きに検討することを私達は期待しています」。
HOSPICE Receives Disability Symbol
http://www.inverclydenow.com/news-detail2.asp?ID=4175The disability symbol
http://www.direct.gov.uk/en/DisabledPeople/Employmentsupport/LookingForWork/DG_4000314