アメリカの出会い系産業
Online Schoolsはロイターやワシントンポストなど様々なソースから情報を集めてグラフを作成、表示しているサイトだが、アメリカのオンライン・デートに関して興味深いグラフを公開した。
今やオンラインデート業界の市場規模は年間10億ドル超相当で、ポルノ産業よりも大きい。利用者数も中国の1億4000万人には及ばないものの、4000万人ものアメリカ人が利用している。彼らが1年に費やす金額は平均で239ドル(約2.2万円)。又利用者の10人に1人が詐欺師、10人に1人が3ヶ月以内に退会している、などのデータもある。
利用者の傾向
ではオンライン・デートサービスの利用者はどのような傾向にあるのか。どうやら男性も女性も自分のプロフィールに関して多少うそをついているようだ。男性は自分の年齢、身長、収入を、女性は体重、体型や年齢を偽る傾向にあるらしい。
例:(男性)年齢37歳→24歳、身長170㎝→180㎝、年収12000ドル(約110万円)→86000ドル(約800万円)
(女性)体重68㎏→50kg、体型肥満→痩せ型、年齢37歳→21歳
また利用者がより性急であるのも特徴のようだ。出会ってから結婚まで18.5カ月というのはオンラインを利用しないカップルの42カ月に比べいかにもスピーディである。
成婚率もなかなかのようだ。人気のオンライン・デートサービスeHarmony.comでは1日で2千万人の会員のうち236カップルが結婚にこぎつけているというが(全米成婚率の2%にあたる)、さすがにこの数字はそれ程正確とは言えないのかもしれない。
Online SchoolseHarmony.com