吸血鬼カンファレンスは「トワイライト」がきっかけ
イギリスにあるハートフォードシャー大学のハビルランドキャンパスで、「吸血鬼」に関するカンファレンスが、4月16日と17日に開催される。
このカンファレンスを主催するのは、英文学が専門のハートフォードシャー大学のサム・ジョージ教授。
教授が受け持つ学生の間で、少女と吸血鬼の恋を描いたステファニー・メイヤーの作品『トワイライト』が話題となり、ジョージ教授が、文学に興味を持ってもらう契機にと、吸血鬼に関するカンファレンスの開催を決めたとのこと。
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Marc_Smith's photostream】
世界初、吸血鬼文学の修士課程が誕生!?
さらに、今年9月には、世界で初めてとなる吸血鬼文学の修士号が取得できるプログラムを目指したいと考えているようだ。
「吸血鬼は現代社会を反映している」と語るジョージ教授。現在の吸血鬼は、都会に住み、パンク音楽を聴き、女性やベジタリアンもいると言い、「これまでの吸血鬼作品は、人間の暗い部分を浮き彫りにする形で描かれてきた。例えば、1980年代の作品は病気や堕落がテーマなことが多く、エイズとの関連まであった」と語る。
ちなみに、ジョージ教授は現実世界での吸血鬼の存在は認めず、カンファレンスでは"メタファー"としての吸血鬼などを話す予定とのこと。
(minastirith 執筆)
Conferences - University of Hertfordshire
http://www.herts.ac.uk/research-and-innovation/social-science-arts-and-humanities-research-institute/english/conferences.cfm