寅さんの町、東京・葛飾区のプラネタリウムは最先端技術を駆使したオリジナル!
東京都葛飾区。「男はつらいよ」の寅さんや、「こち亀」で有名な葛飾区は、東京・下町の情緒あふれる町として東京都民に親しまれています。
その葛飾区に、最先端技術のプラネタリウムがあることを知っていましたか?
2007年にリニューアルされたそのプラネタリウム。名称は『ジェミニスター3Katsushika』です。名称に“かつしか”と入っているのは、葛飾区だけのオリジナル技術のプラネタリウムだから。
光学式プラネタリウムにデジタル技術、レスポンスアナライザ(座席ボタン集計システム)、レーザープロジェクタを完全統合して、ここでしか見られないプラネタリウムになりました。
美しい星空と、まるで宇宙を旅しているような臨場感。季節によって番組が変わります
そんな最先端の技術を駆使したプラネタリウムの番組は、春夏秋冬で違います。春の番組は、17日からです。番組名は「シンフォニー オブ ユニバース~第2番・天の川から銀河系へ~」。
天の川をテーマにしたこの番組について、学芸員の新井達之さんは「身近な話題になる天の川だが、~自分という存在は宇宙の一部~という認識は感じられない。今回は、天の川というメジャーで身近なところから宇宙を感じてほしい」と話します。
星空の美しさを、音楽が盛り上げる!
こちらのプラネタリウムは、通常のプラネタリウムとは異なり、音楽にも定評があります。今回もクラシックの名曲を中心とした構成。曲目はバッハ・モーツァルトの名曲を使用しています。
「映像と音楽のシンクロを最も重視している。映像の美しさだけでなく、ぜひ音の素晴らしさも肌で感じてほしい」
と、学芸員の新井さん。
春から夏にかけて、星空をじっくり眺める機会が増えます。下町のプラネタリウムで、星空の神秘を感じてみては?