政治のしくみを知ろう
議員力検定とは、一般人向けまたは議員向けに加え、小学校高学年から高校生までを対象とした試験まである、多様な検定試験です。レベルは、Web初級および中級、ジュニア、一般3級・2級・1級、議員3級・2級・1級とわかれています。主に行政や議会など政治のしくみについて問われます。
墓穴を掘りたくない人たち
あまり受験者数が伸びず、特に、現職議員たちが、受験に尻ごみをしていると、山梨日日新聞に掲載されました。
筆記試験の合格、不合格が議員の能力と受け取られることを懸念しているとみられ、県議の一人は「試験で議員の能力を測られることには抵抗がある」と明かす。
不合格になれば外聞が悪い、次の選挙へ向けてできるだけマイナスなことはしたくないということから、危険を回避しようという自衛本能でしょうか。受験した議員には、スキルアップになったと評判が良かったので、決して意義のない検定ではありませんし、むしろ今後の議員活動にも役立つものです。
政治を知ってから議員に
議員としての知識に自信がないまま、議員バッジをつけているとすれば、本末転倒で、議員になってから「これから勉強します」では、遅いのです。本検定試験は、議員としての知識を世間に示す良い機会でもあると思われます。議員の先生方には、怖いから受験しないと消極的にならず、失敗を怖がらない積極的な姿勢を見せて欲しいものです。
議員力検定
http://giinryoku.jp/index.html山梨日日新聞「議員力検定 現職尻込み 現場発 県内の受検率5%未満 合否で格付け懸念? 」
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/05/17/3.html