華麗な事業仕分け
蓮舫議員で何かと話題にのぼることが多い仕分け作業ですが、大切な税金を湯水のように使ってきた対象機関が、切って捨てられる姿を見て、スカッとした人も多いことでしょう。しかし、仕分けをするということは、経費を削減し、公共性の高い事業であればあるほど、わたしたちの生活への影響も大きいわけです。そんな一例がyahooニュースに掲載されました。
国土交通省
国土交通省のいくつかの事業も予算削減対象となりました。国道の維持管理日も対象となり、国道のパトロールや清掃回数を減らしたり、照明を減らしました。たしかに予算は削減できますが、安全性を確保できません。yahooニュースの伝えるところによれば、山形河川国道事務所では、
巡回の半減を受け、「山形地区ハイヤー協議会」と4月に協定を結び、タクシーなど約520台に道路陥没やガードレール破損などを通報してもらっている
といった対応をしているようです。その他、地元住民に情報提供を求めたり、ボランティアを使って安全点検をしています。
安全確保
これまで日本の国道は、異物などが落ちておらず、道もきれいで、アメリカの国道に比べれば、非常に走りやすく安全な道でした。道路の安全を確保するのは国の役目だからと、我関せず、それが当たり前となっていました。事業仕分けによって、我々国民も協力を惜しまない気持ちをもつ必要があるということを認識すべきです。
yahooニュース「仕分け余波、国道利用者に欠陥通報求める」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100516-00000081-yom-soci