人生のピンチ
愛する誰かや何かを失うことは大きな痛みをもたらす。ショック、怒りそして罪の意識といった様々な処理しきれない感情を伴って、その悲しみが永遠に去っていかないように感じることもある。
確かにそういった感情は、不愉快で強烈であるが、大切な何かを失ったことに対するノーマルな反応であり、これらを感じることこそが悲しみを癒すには必要であるという。
悲しみ方には、正しいやり方も間違ったやり方もない。しかし痛みと向き合う健康的な方法はある。悲しみを経験することで、その後の人生を更に充実したものにすることもできるのだ。
そもそも悲しみとは何か?
悲しみとは、何かを失ったときに起こる自然な反応であり、愛する人や愛するものが取り上げられたときに感じる苦しみの感情である。
その中でも家族などの愛する者の死は最も強烈な悲しみの原因となるが、他にも仕事、健康、夢、経済的安定、引越し、転職といった悲しみを引き起こす様々な「喪失」がある。
悲しみ方は人それぞれ
悲しみ方には個人差があり、その人の持つ性格、物事への対処方法、人生経験、信仰、何をどのように失ったかが影響する。
また悲しみの過程には決まったスケジュールのようなものはなく、数週間、数ヶ月で癒える人もいれば、何年もかかる人もいる。人によって異なる悲しみのペースに各個人が気長に向き合うことが重要と言える。
後編へ続く
HELPGUIDE.ORG 'Coping with Grief and Loss'
http://www.helpguide.org/mental/grief_loss.htm