4.軍の記録を調べる
家系図を作っているとき、大抵の人は祖先の名前以外の情報にも気を遣います。家系図作りは、当時の祖先たちの生活を知ること。それは、彼らの生活にどのような歴史的出来事がかかわっていたのかということでもあります。
家族と戦争のかかわりが、家族の過去を知る重要な手掛かりになることもあります。軍の記録を調べることは、歴史上の大きな戦争や軍の動きに参加した家族を知る上でとても重要です。
祖先が生きた時代の政治的背景、あるいは社会信念がわかるだけでなく、歴史的出来事と、個人の結びつきが見えるようになります。
5. 墓地を訪ね、墓石を調べる
かつて墓石には名前や誕生日、逝去日以上の豊富な情報が彫られていました。時には、古い墓石に子供の情報や死因、家族の職業や、かかわった歴史的出来事などの細かな情報が彫られていることもあります。
デジタルカメラ、それに紙とチョークを持参し、墓石に紙を当てて、チョークで型を取るようにします。紙とチョークで型を取る方法は、時に最良の手段になることもあります。時間がたつとともに、墓石の文字は腐食していきます。型をとることで読みやすくなり、墓石の有益な情報を引き出せるようになります。
6. オンラインの家系図ウェブサイトのサービスを利用する
オンラインの家系図サイトは、集めた資料を整理し、そこから情報を読み出す最高の手段になります。順序だった調査を進めるには、二重調査を予防しなくてはいけません。
また、明確に、わかりやすい方法で、集めた情報を並べることもできます。このことから、良い判断を下せるようになります。集めた資料から親族関係の推測をすることもできます。
ウェブベースの家系図用ツールを使えば、各資料の真偽を検証することができますし、国内外に存在するであろう親せき同士で、集めた資料を共有し、そこから新たに推測することもできます。
6つのヒントで、良い家系図作りを
家系図作りは、楽しく、興味深いものです。少しの重労働と、たくさんの探偵のような作業で、未来の世代の情報も追加できる正確な家系図を作れます。
そして、例え作業に障害が発生し、行き詰まってそれ以上の収穫は望めない状況になったとしても、新しく有益な情報はすぐに見つかります。
覚えておいてください。調査を通じて知った家族のことや、家族を見る視点は、かつて得られなかったものです。情報を掘り出し、未来の世代と共有することで、そこに命を吹き込みましょう。
原文: R.L. Fielding (翻訳: Miyuki.T)
原文: Six Tips for Creating a Reliable Family Tree By R.L. Fielding (Genealogy Search Australia)
http://www.searchwhateveraustralia.com.au/Articles/article29.html