ネット配信番組
今年の夏の参議院選挙からネット選挙を解禁する方向ですが、それに先立ち、与党民主党は4月20日から、「スタジオ民主党なう」を開局しました。無料動画投稿サイトustreamで配信中です。
最大の特徴はtwitter
国会議員がアンカー役となってゲストを迎えて、政治について語る番組ですが、普通のTV番組と大きく異なるのは、Twitterと連携をしていることです。視聴者からの意見をtwitterに投稿してもらい、それについて随時番組で応えていくといった、双方向の番組となっています。
双方向といっても、都合の悪いtweetには実際には応じないのではないかと思う方も多いでしょう。筆者も、「どうせ自分たちの良いように番組を作るだけだろう」と思っていましたが、実際に下記のような放送がされたと、東京新聞webで述べられています。
小沢一郎幹事長が検察審査会から「起訴相当」議決を受けた当日。「小沢幹事長について触れて」とメッセージが届くと、玉木雄一郎衆院議員が「納得してもらえるまで説明すべきだ」と即座に応じた。
誠実な応答
この時期、民主党にとっては上記の話題はもっとも触れたくない件で、無視して別の話をすることも可能だったはずですが、あえて応答した点は非常に好感が持て、双方向で行っている番組の意義が充分に発揮されたと考えます。他にも様々なメッセージが残され、批判的なものもありますが、今まで遠い存在だった議院の先生を身近に感じることができたと好感触なコメントも多数あります。まずは成功したのではないでしょうか。
東京新聞web 「ネット選挙解禁へ 夏の参院選から」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010051002000061.htmlスタジオ民主党なう
http://www.ustream.tv/channel/dpj-channel?lang=ja_JP