ツイッター上で広まるなどして騒動が拡大
いまや「Twitter(ツイッター)」「mixi(ミクシィ)」は、10代の高校生でも当たり前の存在。小学生ですら、危険防止で携帯電話を持つ時代だ。だが、大人社会との接点で、犯罪まで発展しないとも限らない。
そんな中、福岡市早良区の私立高校で「ツイッターを禁止する校則ができた」という話題が、ツイッター上で急速に広まった。しかも、学校側が否定した一方、ミクシィやツイッターを使用しないように明記した文書を配って指導していたことで、騒動はさらに拡大した形だ。
学校側の配布文書と釈明に違い
以前は携帯電話自体の校内持ち込みを禁止していたが、今年度から持ち込みが許可されたとのこと。そして、騒動の発端となった文書には、以下の文が明記されていた。
「mixiなどのSNS(ソーシャルネットワーク・サービス)への登録やブログ、ツイッターの開設はしない。ブログやメールに起因したトラブルが生じた場合は、指導対象とし、ブログは閉鎖する」
文書を配ると同時に、生徒に対してさらに指導したとのこと。ただ、学校側はその後にこう釈明もしている。
「特に禁止ということで校則にしているわけではありません。ただ、トラブルがあった場合は、(アカウントの)閉鎖、指導をしていくということです」
あくまでトラブルがあった場合と言っているものの、予想外に大きな話題となってしまい、やや苦し紛れの言い訳に聞こえなくもない。
今後、教育現場において、急ピッチで発展するこのようなソーシャルメディアの問題がどんどん出てくるのだろうか。
【minastirith 執筆】
ツイッター、ミクシィ「禁止令」 福岡の高校が事実認める (J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2010/05/06065900.html