その名も ”TownHall”
アメリカ政府の「開かれた政府」の方針に目をつけたマイクロソフト社が、4月に新たな政治家向けクラウドサービスプラットフォームを発表した。
「クラウド」(雲)は、ネットワーク(通常はインターネット)を表す。YahooやGoogleやamazonなどの消費者向けのWebサービスなどで、多数の利用者によって培われた技術を、法人や公共機関向けのITサービス向けに進化させたものを言う。~Wikipediaより引用
様々な用途において実際のタウンホールミーティングのような機能をすることができるようにと、その名もTownHallとネーミングされている。
内容は
このTownHallはマイクロソフト社のクラウドプラットフォームWindowsAzure上のCampaign Readyというサービスパッケージのひとつで、選挙運動をする候補者たちが政治的課題や選挙の論点について有権者と討論できるようなウェブサイト設立を助けることを狙いとしている。
オバマ大統領は、選挙戦中の有権者との対話、またホワイトハウスでの大統領記者会見での質疑運営にGoogle Moderator(ユーザー投票により重要な質問を選び、それを会議運営の効率化に活かすサービス)を活用した。
このGoogle Moderater同様TownHallプラットフォームにおいても、質問する、投票する、さらに、回答を読み、議題について討論するなどをオンライン上で行うことが可能となる。
TownHallはMicrosoft社が昨年NASAと共同開発した火星探査に関するウェブサイト「Be A Martian」(火星人になろう の意)でのアイデアを、政治的用途に合わせて応用発展させたものであるという。
モバイルでも
現在はパソコンだけで利用できるTownHallだが、マイクロソフト社は先数ヶ月のうちに様々なモバイルアプリを発表する予定であるとしている。
Microsoft CampaignReady TownHallも含んだ選挙用サービスパッケージの紹介(英語)
http://www.microsoft.com/industry/government/CampaignReady/default.aspx
Microsoft TownHall デモサイトで試用も可能(英語)
http://www.microsofttownhall.com/Google Moderater (日本語表示あり)
http://www.google.com/moderatorInformationWeek 'MICROSOFT UNVEILS CROWDSOURCING FOR POLITICIANS'
http://www.informationweek.com/news/government/leadership/showArticle.jhtml?articleID=224400754