ネット献金
日本でも個人献金に限ってネット献金をすることができます。昨年7月華々しく、ネット献金サイトLOVE JAPANが発足しました。クレジットカード決済で小額から献金できるので、個人献金が拡大するかと期待されましたが、現在のところ、思ったほど献金は集まっていないようです。
理想と現実
asahi.comによるとでは、
当初は自社のクレジットカードしか使えなかったこともあり、発足から半年で計約480件。(中略)個人献金は簡単には増えそうにない。
「献金になじみの薄い日本だと、年1回でも顔を出して頼まないとだめ」。
ネット献金に力を入れてきた世耕弘成参院議員(自民)は、その難しさをこう語る。
「支持者に会って話して『じゃあ今年の分3千円』となる。クレジットカードだと、支持者との接点がなくなる」
と、実情を説明している。(
asahi.com 「個人献金集め、政治家苦労 伸び悩むネット献金」より引用)
大不況時代には、政治家といえども、小額の献金さえ集めるのは容易ではないようです。本人と直接対面しないインターネットの世界では、献金集めはより一層難しくなります。
政治家のアピール
インターネットを使えば、確かに簡易に献金できます。しかし、献金しようという意志を持った有権者がいてこそ献金は集まるのです。当然、魅力の無い政治家には有権者は興味を示しません。政治家自身の知名度、カリスマ性、積極的なメディアへの露出などが必要でしょう。
asahi.com 「個人献金集め、政治家苦労 伸び悩むネット献金」
http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY201003120514.html