タダ働きの餌食にならないで
インターンシップが盛んな海外では、たくさんの学生がこの夏、様々なインターンシップに取り組みます。時期的にも、そろそろ準備も万端というところでしょうか。
しかし、無給インターンシップに取りかかる学生は、思った以上に準備ができていないかもしれません。
「雇用者の数だけ、曲がりくねったたくさんの道があるんです。学生をタダ働きの餌食にする雇用者のね。」
と、セントラル・ミシガン大学で就職支援サービスを行っているジュリア・シャーロックさんは話します。
おかしいと感じるインターンシップを続ける必要はない
シャーロックさんは、お金を捧げなければいけないインターンシップを、学生は受け入れてはいけないと主張します。
「おかしいなと思ったら、そういうことなんです。」
と、彼女は説明します。
「もし自分が奴隷のような気分になったら、立ち去ることです。そこにとどまる必要はありません。」
契約書にサインする前に、この全文を読んで、そしてもう一度読み返すべきです。一部のインターンシップは、最終的に雇用につながり、学生にも大きな見返りがあります。しかし、多くの場合、このようなことは起こりません。
「決して、要求が提示されない無給インターンシップをしてはいけません。」
と、シャーロックさんは話します。彼女には、合法的な無給インターンシップは存在しないという確信があるようです。
「どんな成果がでるのか、好奇心はあります。」
実際に有給インターンシップしか実施しない学科も
ゲイリー・ガニョンさんは、同大学で営業と宿泊飲食サービスの分野で教鞭を執る助教授です。この学科の学生は、有給インターンシップしかしていないと彼は話します。
「インターンシップ先が、うちの専門分野を学習した学生をインターンとして雇うなら、支払う金額は9ドル。たったの9ドルだ。でも学生は9ドル以上の働きをしている。」
と、ガニョンさんは言います。
「彼らはこれから、自分たちの代償以上に価値のあるものを得ようとしているんだ。」
後編へ続く…
原文: Unpaid internships could be illegitimate, Career Services says (Central Michigan Life)
http://www.cm-life.com/2010/04/28/unpaid-internships-could-be-illegitimate-career-services-says/