テレビ番組と家系図ブーム
最近、アメリカでは家系図を主題にしたテレビ番組が放送されています。
最初に挙がるのは、やはりNBCのゴールデンタイムに放送されている「Who Do You Think You Are?」でしょう。この番組は世界的セレブの家系図を取り上げます。時にはかなり昔にさかのぼることも…。
出演者のほとんどが、出演後、よくこんなこと発言をしているそうです。
「番組に出て、満たされた気分になった。自分たちは祖先とつながっているし、自分たちについてどんどん学んでいるんだから。」
家系図人気番組は今に始まったことではない
アメリカでは35年前にも、「Roots」という番組が放送されていました。家系図ブームの今、再放送されれば、面白いことになりそうです。
「Roots」が放送されていたのはおよそ1世代前。この番組は人気番組で、放送を観ていなかった家庭はないと言っても過言ではありませんでした。
そして今、私たちは、同じような番組が放送されている時代に生きています。先祖をたどる楽しみと、興奮を分かち合う番組です。ほかの番組も同様に、この祖先を追い求める衝動や熱意を取り上げるようになりました。
経済的にも宗教的にも大きな影響
家系図ビジネスのマーケティング担当者は、この手のテレビ番組が放送されると、プロに家系図調査をしてほしいという依頼者の数が増加すると話します。
また、ソルトレイクシティにある家系図資料を保管している図書館には、この数週間で、家系図調査に取り組んでいる人々が詰めかけました。
そこには知るべきものがあり、自分たちのルーツを知る上で語られてきたことがあります。
末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の預言者ジョセフ・スミスは、かつて、神が人類に課した最大の責任は、亡くなった親族を追い求めることだと語りました。なんという真理でしょう。宗教上、自分の存在の根源である祖先を知ることが求められるとは、素晴らしいことではないでしょうか?
明らかに、家系図は、趣味以上の意味を持っているのです。しかし、趣味としても、十分興味をそそられるものですし、面白いものです。
時には苦悩も…
図書館に行き、何も得られなかったストレスもわかります。何かを見つけようと躍起になって、真っ白な頭で帰宅する時など、人生で1番、精神的に負荷のかかる瞬間です。
配偶者、子供、両親、兄弟、それに隣人も、すべて、家系図に取り組む姿勢を変える要因の1つです。彼らの協力的な姿勢が、家系図作りがうまくはかどらないストレスとかち合ってしまうのです。時には、状況が良くなるまで数年を必要とします。
来る日も来る日も、マイクロフィルムや本を調べ、目は疲れ、道路地図のように血走ります。それから、いつものように、疲れて帰宅すると、ふと良いアイディアが見つかることもあります。
変化は、自分が取り組んでいる作業の細かいことの重要性を認識することで起こります。縦のつながりでしか考えなかったものを、横のつながりに着目して、祖先同士をつなげてみたりすることです。
ひらめきの体験はとても喜ばしいものであり、それに立ち会う周辺の協力的な人たちも理解してくれます。
後編へ続く…

原文: Genealogy -- the talk all over the world(MormonTimes.com)
http://mormontimes.com/mormon_voices/russell_bangerter/?id=14480