「心の豊かさ」がトップに立つ
音響機器メーカーのTOAがまとめた"音楽と教育の意識調査"に関するアンケートによると、親が子どもに必要な力として多くが「心の豊かさ」を挙げて、それを育むためには「音楽」教育が役立つと考えていることがわかった。
この調査は、子どもを持つ親20~60代の男女を対象に、2010年3月2~3日にWeb上で実施し、500件の有効回答をもとにまとめられた。TOAでは、2007年以降、NPO法人の協力を得て毎年実施している。
「音楽」「国語」「図工・美術」に期待
調査によると、「子どもが生きていくうえで、どんな力が必要か」とする質問に、「心の豊かさ(55.4%)」「コミュニケーション力 (47.2%)」の2項目を挙げた親が最も高かった。一方で、不況を生き抜く力として「強い信念」「論理的に物事を考える力」「高収入」を挙げる親も増えつつあるのもわかった。
また、親が子どもに求める力と教育の関係について、心の豊かさ教育では「音楽」に期待する親がもっとも多く(40%)、次いで「国語(26%)」「図工・美術(24%)」だった。
そして、学校教育以外の場でも、音楽や美術、演劇などの芸術文化に触れる機会を提供したいと考えている親は86%にのぼったものの、実際に機会を与えた親は27.6%にとどまった。
冊子は、以下のサイトからダウンロードできる。
【minastirith 執筆】
音楽と教育に関する市民意識調査及び、無料音楽ワークショップ公募のお知らせ (TOA)
http://www.toa.co.jp/news/2010/100427a.htm