早期に1人1着目指したい
カジュアル衣料大手ユニクロを展開するファーストリテイリングは同社製品の回収を強化、リユース拡大に挑む。
同社は従来から自社製品の回収を行ってきたが、これを通年の実施とし、5年以内に3000万点の回収を目指すということだ。
回収は3月、6月、9月の各1ヶ月間。
同社は2006年から衣料のリユースという形で難民支援活動を開始、年2回ユニクロ各店から集められた衣料品を難民キャンプ等に寄贈してきた。
現在までに回収された衣料の数は、同社HPによれば、429万点。内205万点が世界12カ国の難民キャンプ、緊急災害支援として利用された模様で、活動はUNHCRの協力を得て行っている。
水や食糧、医薬品などの不足と共に衣料品の不足は衛生状況を悪化させ、健康状態に影響を及ぼすものであるのと同時に、寒さ暑さから身を守り、危険から身を守り、尊厳の証ともなるものだ。
現在、世界では3000万人超の支援対象者がいるとされており、絶対数が不足しているため、同社はリユースを強化すると共に、自立支援のためにミシンや布の提供も予定しており、本業と共にリユース、更に幅を広げた支援への動きも拡大、強化されそうだ。
(環境草紙)