ネット禁止に議員はいらだちが強い
ネット選挙が解禁されたら、有権者にどのような恩恵があるのか分析したコラムが1月4日、「言論プラットホームアゴラ」に掲載された。
このコラムを執筆したのは元朝日新聞記者でジャーナリストの原淳二郎氏。
まず、原氏は12月に相次いで開かれたネットと政治にかかわる集会で出た意見を総括し、議員は電話の選挙運動はいいのに、ブログやメールが禁止されていることにいらだちが強い一方で、中傷に対する不安が大きく、これは地道な活動こそ王道という政治家の意識の表れだという。
解禁で有権者に恩恵はあるか
一方で、有権者にどのような恩恵があるのかについて原氏は、たとえば、街宣車の連呼がなくなったり、候補者が有権者の質問に答えたりといったことが期待されるが、現状では実現は難しいとの見方を示した。
こうしたことから、原氏は最後に選挙活動の中でネットをどう位置付けするのか、まず議論する必要があると訴えている。
ネット選挙解禁? - 原淳二郎(ジャーナリスト)