「久慈ブランド」推進に若い感性を
久慈市、
市観光物産協会、
岩手大学の3者は「久慈ブランド」の推進を狙いに、同市の菓子会社5社の商品を詰め合わせた土産品を共同開発し、岩手大の学生がパッケージをデザイン。7日から盛岡市で試験販売し、久慈の魅力を発信する。
岩手大が県内市町村や企業の課題を学生の研究テーマとして取り組む「地域課題解決プログラム」の一環。久慈市の土産品に使うことができるパッケージデザイン開発に、横浜市の菓子会社に就職が決まっている同大教育学部4年の高橋理佐さんが卒業研究として取り組んだ。
高橋さんは「手に取った人が久慈市に行きたいと思うように、街の魅力をすべて表現した。商品としてデザインを考える難しさがあったが、地域に密着した商品を作ることができてうれしい」と喜ぶ。
指導にあたった田中隆充准教授は「教育の場での産学連携は地域にとっても学生にとっても価値がある。学んだことを将来に生かしてほしい」と期待する。
盛岡市のショッピングセンターで9日まで限定販売
菓子は沢菊のマカロン、
竹屋製菓の黒豆ケーキ、シャトータカマツのスティックケーキ、洋菓子ミリオンベルのミニマドレーヌ、ローゼットのミニチーズブッセの5つ。盛岡市の
イオン盛岡南ショッピングセンター「結いの市」で9日まで販売する。100箱限定で1箱500円(税込み)。
久慈市観光物産協会では「今後は海産物などの展開も考えながら、久慈ブランドを全国に発信していきたい」と話す。