毛布何枚分?
ホームセンターやアウトドアショップでよく見かけるようになった、このエマージェンシーブランケット。手頃な値段と「コンパクトサイズで毛布○枚分暖かい」といった文句が何やらウリの、コンパクトサイズの身体保護グッズです。そこまで凄いと謳うモノならば、条件の悪い真冬の雪中で試してみようじゃありませんか。
ひらひらと舞う極薄シート
ほとんど風がなくても左右に翻弄される、想像以上に極薄なシート。風の強い時の取り回しが大変そうです。アルミ蒸着をしているものの、基本的にはポリフィルム。アルミ箔とは違います。シート越しに写真を撮るとご覧の通り。
広げてみたらこんな感じです。
ヒラヒラ舞って、写真を撮るのも一苦労。長辺2m・短編1.3mの大きさで、いかに細かく折り畳まれていたかわかります。雪積もる1月の長野でさっそくテスト。その前に大きさの比較で寝転びますが、170cmの大きさの私でもちょっと不安が。
シートの中の温かさは?
シート内側で温度計付き腕時計(腕の体温の影響を修正済)の示す温度は摂氏12.9度。シート内部の空気はメガネが曇るほど。実験終了後しばらく温度計を外気に慣らして測ると、実際の気温は氷点下0.8度。防水加工済みで雨風も通さず、その体温保持率はなんと80~90%!
防災グッズの入門編として
安い上に軽量でコンパクト、ある程度の効果もありコストパフォーマンス面では納得できます。量販店でも見かける入手性の良さもあり、とりあえずいくつか買ってあちこちに入れておくと、いざという時にはそれなりに役立つでしょう。避難所派・自主避難派問わず、気軽に入手しやすい防災グッズ入門編としておすすめです。
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