一般的にはコストが下がるとされているが…
「Infoseek 内憂外患」に掲載されている選挙プランナーの渡瀬裕哉氏のコラムではネット選挙解禁によるコスト面の影響についてもふれている。
一般的には、印刷物の配布よりネットの方がコストは抑制できるという考え方が大勢を占めているが、全く正反対なのが渡瀬氏の考え方だ。
本腰入れるならネット選挙には人・モノ・カネが必要
その理由について、新たなノウハウや設備が必要になり、ネットでの選挙活動に本腰を入れるには人・モノ・カネがかかると指摘する。
秘書や関係者が簡単に更新できる体制では効果は薄く、従来の選挙スタッフに加えてネット専従のスタッフも必要になる分、候補者や選挙事務所への負担が増えるのではないかと渡瀬氏は分析している。
渡瀬氏はネット選挙の解禁に賛成としながらも、ネット選挙の理想論と選挙事務所の現状は程遠いため、現場の視点での議論の深まりが必要だと訴えている。