日新電機、新しいコンセプトのパワーコンディショナ「スマートパワコン」を新発売

日新電機株式会社は7月22日、大規模メガソーラー発電所向けに、5つのスマート(特長)を追加した、新しいコンセプト・新しい機能を搭載した新型パワーコンディショナ「スマートパワコン」を開発したと発表した。

入力電圧DC1000Vに対応した660kW機を、7月21日から受注開始する。

この特徴の一つは「機能がスマート」で、従来機の特長である「直流集電機能内蔵」、「昇圧絶縁変圧器一体施工可能」、「制御電源供給が別途不要」、「屋外エンクロージャが別途不要」などの機能を追加し業界最高クラスの変換効率98.7％を実現、高機能・高効率を高次元で実現したパワコンとなる。

二つ目は「外形がスマート」で、コンパクト設計により小型・軽量を実現した。従来機に比べて高さを約2／3に低減したことから、同一敷地面積内で電池パネルを約3％多く設置することが可能で、さらに従来機に比べて重量を約10％低減したことで現地施工性も向上している。

三つ目は「運用がスマート」で、メイン機器であるインバータをモジュール化し、容量660kWを330kWx2台で構成した（500kWは250kWx2台の構成）。このため、インバータ1台で異常が発生しても残りの1台で運転継続が可能で、発電機会の低下を防げる。

四つ目は「電気代がスマート」で、従来機で採用していたエアコン冷却方式を、熱交換器と強制空冷を併用する“ハイブリッド冷却方式”にすることで、消費電力を大幅に削減している。20年間トータルでの売電収入アップに貢献するとしている。

五つ目は「メンテナンスがスマート」で、内部構成機器に高寿命部品を採用していることで、従来機は生涯メンテナンスが3回必要だったものを、新製品では1回に低減している。またエアコンレスにより従来機で必要だったエアコン本体交換も不要となり、20年間トータルでのランニングコストも半減しているという。




日新電機株式会社　プレスリリース
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