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2024年04月25日(木)
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ヤンゴン「仏の侮辱」裁判:バー経営者らに懲役刑

ヤンゴン「仏の侮辱」裁判:バー経営者らに懲役刑

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懲役2年6カ月
昨年12月にニュージランド人を含むヤンゴンのバー「VGastro」の経営者ら3人が「仏を侮辱した罪」で逮捕された事件で、ミャンマーの裁判所は17日、3人に対し、懲役2年6ヶ月を言い渡した。

拘束されていたのはバーオーナーTun Thurein氏、ミャンマー人マネージャーHtut Ko Ko Lwin氏、ゼネラルマネージャーのニュージーランド人Philip Blackwood(フィリップ・ブラックウッド)氏の3人。

この3人はバーの宣伝のために“DJヘッドホンをつけたピンク色の仏像”を描いたオンライン広告をFacebookに掲載。国の宗教部門から正式な訴えを受け、ミャンマーの法律に違反するとして拘束されていた。

裁判官はニュージーランド人ブラックウッド氏に対し、謝罪文は掲載したが、広告を掲載したときには「意図的に宗教信念を侮辱する企みがあった」としており、ミャンマー人2人に対しては「唯一の外国人のせいにするのは無理」と言い分を一蹴している。

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判決は公平かつ妥当か?
ミャンマーの仏教団体のメンバーは、
「この判決は公平であるとともに、仏教や他の宗教の冒涜を防止することに繋がるだろう」(THE INDEPENDENTより)
と述べ、一定の評価を示した。

一方、バー経営者らは拘束当時より“仏教を冒涜する意図はなかった”と無罪を主張。ブラックウッド氏の弁護士は
「ここはミャンマー。他の民主主義国家のように、この判決が公正であるかどうかを判断するのは難しい」(BBCより)
と述べている。

また、Human Rights Watch(ヒューマン・ライツ・ウォッチ)のアジア副局長は、
「3人のバー経営者らは、文化的な配慮がない方法で行動はしたものの、刑務所に送られるべきではない」(BBCより)
との意見を寄せている。

この判決の受け止め方は、それぞれの立場でかなり温度差があるといえるだろう。西洋人にとっては仏教や仏像は“クール”なもの以上の何ものでもないのかしれないが、それを信じる者には許しがたい冒涜となる。

外国から多くの人々がミャンマーへ行くようになったが、ミャンマーの文化を重んじることは忘れてはならないのではないだろうか。

(画像はBBCより)


外部リンク

Burmese court jails V Gastro bar staff over 'insulting' Buddha headphones poster
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/

Two and a half year sentence in VGastro 'Buddha bar' case
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/

Myanmar court finds trio guilty of insulting religion
http://www.bbc.com/news/world-asia-31918269

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