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2024年04月23日(火)
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鳥居薬品とJT、高リン血症治療剤リオナの製造販売承認を取得

鳥居薬品とJT、高リン血症治療剤リオナの製造販売承認を取得

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腎機能低下による高リン血症は、心筋梗塞や狭心症につながる
2014年4月17日、日本たばこ産業株式会社(JT)および鳥居薬品株式会社は、高リン血症治療剤「リオナ」の製造販売承認を取得したと発表した。

食物摂取によってリンが体内に入ると、一部は腸で吸収され、残りは便とともに体外へ排出される。健康な人では吸収されたリンと同量のリンが腎臓から尿へ排泄され、体内にリンが溜まることはないが、人工透析をうけている患者や慢性腎臓病(CKD)患者は、腎臓からのリン排泄が低下し、高リン血症を発症する場合が少なくない。

高リン血症の状態が持続すると、関節周辺や臓器に石灰が沈着し、動脈硬化が引き起こされ、心筋梗塞や狭心症のリスクが増大する。また、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで二次性副甲状腺機能亢進症につながり、骨からカルシウムやリンが流失して骨病変が起こることで、日常生活動作やQOLが低下する可能性が指摘されている。そのため、透析患者だけでなく、それ以前の保存期CKD患者においても、血清リン濃度をコントロールすることが重要である。

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開発・商業化権は両社が共同取得、販売は鳥居薬品
リオナ錠は、クエン酸第二鉄水和物を有効成分とする新規リン吸着剤で、効果・効能は「慢性腎臓病患者における高リン血症の改善」。消化管内で鉄とリン酸が結合して体内へのリンの吸収を抑制し、血清リン濃度を低下させる。日本人の高リン血症を有する透析中のCKD患者と保存期CKD患者を対象とした第III相試験がそれぞれ実施され、本剤の有効性と安全性が示された。

鳥居薬品とJTは、2007年9月、米国ケリックス・バイオファーマシューティカルズ社より、本剤の日本における独占的開発および商業化権を共同で取得し、国内での臨床試験を経て、2013年1月にJTが製造販売承認を申請した。本剤の発売は、薬価収載後に鳥居薬品が行う予定。

両社は「透析中ならびに保存期CKD患者様の高リン血症治療において、リオナ錠が新たな選択肢として貢献できるものと期待している」とコメントしている。


外部リンク

高リン血症治療剤「リオナ錠250mg」の日本国内における製造販売承認取得について(鳥居薬品株式会社)
http://www.torii.co.jp/release/2014/140117_2.html
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